安心なさいな(>俺?)。今回は回路部(箱)ではなく、ピックアップ部の改良版を作成する段取りです。イケニエは、このヘッドセットのマイク部分なんですね。前回のVer2.0からピックアップ部分が独立したのですが、それに流用したのは100円ショップのLEDクリップ照明の筐体なので、ちょっとセンスのない造作であることはイナメませんでした。
で、使っていないヘッドセットのフレキシブルなマイク部分に目が向いたのです。
ここが最大の難所であるコンデンサマイクWM-61Aのエライ小さなマメ粒にリード線をハンダ付けして、エイッヤっと、はめこんだ所です。もちろん同じようなコンデンサマイクが予め付いていたのですが、これをWM-61Aにしなければ意味がありません。この作業では、フレキシブル部分を通っているリード線が抜けないことが判明しまして、切断したプラス側の線が短くて黄色い部分を継ぎ足してあります。
で、完成したのが左側です。右側のPickUP_Ver2.0に比べて、だいぶスッキリしたでしょ!
事務所で制作し、さっそく自宅でテストしました。配線やハンダが難しかったので、心配しましたが、あっさり「良い音」で、動作してくれました。まったく同じ素子なんですが感覚ではPickUp_Ver2.1の方がパワー感がありました。
今回も、ハンダがなかなか上手く出来ずに苦労しまして、スペシャルのゴールドコンポジット(RCA)端子などは、熱で絶縁体が変形して、センターが狂い、やむなくPickUp_Ver2.0に付けていた普通版を外して使う事になっちゃいました。
ところで、作業のキモとなるハンダ付け作業ですが、思いのほか長く導線や端子を暖めてやらないとハンダが溶け込まずに玉になっちゃうのですね。
この作業の前段で、すでにヘッドセットをひとつお釈迦にしてしまったのですが、今回と同じヘッドセットが(何故か・・・)もうヒトツあるので、これとPickUp_Ver2.0のWM-61Aを使って、今度こそゴールドコンポジットの高級版(PickUp_Ver2.1.2)を作成してみようか?と思います。
もともとバンドのポールさんのアコギ用にピックアップ部を作ろう・・・といった流れだったハズなので、もうヒト頑張りしましょう。