ここは、前橋の北側の１７号線と工事中の上武国道が交差する付近です。何度か自転車で通るうちに、徐々に「わき道」に入って奥深い風景を楽しむよう になりました。右側は農家の建物です。風情のある川の流れに誘われて近づくと、この奥には納屋があり、間を抜けると母屋になります。納屋の一階は板張りで いくつかの農具が置かれていました。何故わかるのか？・・・。まったく戸締りされていないからなのです。
２回目の訪問で写真を撮っていると、おばさんが通りかかりました。挨拶をすると、この家の奥さんでした。聞けば市役所の役人もこの風景に感銘し、 是非とも保存したいと動いているようです。何でも壊して新しいものにしたがるヤカラの時代から、古き良きモノは本物のまま残しておいてもらいたいもので す。
例年は気にしていなかったのですが、今年はどこに行っても「桜」が目につきました。前コラムの桜から始まって、まだ肌寒い頃に、夜の敷島公園で「しだれ 桜」を見ました。近所のご婦人曰く、この「しだれ桜」は京都が発祥とのことでした。そして、いよいよ本格的なシーズンが到来し、川面の道路などにはライト アップされた見事な「桜」のオンパレードになりました。これは桃の木川の幸塚町付近の桜です。クルマで移動中にあまりに見事な桜にシャッターを切りまし た。そして最後は富士見村の「やま桜」でした。森の中を散策し、案内してくれたヒトに促され、見上げると、はるか上空の枝にかわいらしいピンクの花が咲い ていました。双眼鏡で覗くと確かに桜の花びらでした。５月も中旬となり、このあたりでは、どの桜もすでに葉が生い茂り、あの狂ったような艶（あで）やかさ はなくなりましたが、ニュースによると釧路で満開であるとのことです。来年も美しい花が咲きますように・・・。
榛東にあるふるさと公園です。ちょっとした公園なのですが、ミニＳＬを日曜日になると走らせているとのことでした。お昼ちょっと前の時間でしたが、ご年配 のスタッフが２０人近く居て、とても親切にＳＬに乗せてくれます。子供連れの乗客は数えるほどで、待ち時間なしの「超楽勝な乗り物」なんですが、不定期と はいえ発車便数がとても多く？、乗客不在のカラ車両もビシビシ走っています。エンコして手押しで戻ってくる運転士さんもいました。ほんとに皆さん「好きで たまらん！」といった感で、これほど没頭できるモノって羨ましく思いましたね。