9月のある日曜日にフリーマーケットに行きました。色々な出店があって楽しめたのですが、知り合いの区画に戻ってフッと見ると、何やら面白そうな自 転車がありました。これ・ブレーキが見当たりません。持ち主は以前にブルースを一緒に聴きにいったことのある前橋のゲージツ家(普段はフスマヤ)さんでし た。乗らせてもらいましたが、止まりたい時には、ペダルを逆回転させるとブレーキがかかる仕組みだそうです。弱点は急には止まれない点だそうで、過去に 2?3回あわてて飛び降りたことがあるそうです。
知らなかったのですが、アメリカでは当たり前の自転車だそうで、昔の自転車は皆この方式なのだそうです。これはサーファーがサーフボードを抱えて 砂浜を移動する際に、手でブレーキを操作できないので重宝されているのである・・・と言ってました。確かにカッコ良いのですが、重いわ、止まらないわ、 で、あまり気持ちの良いものではありませんでした。奥の白いのが我が愛車なのですが、風を切って疾走する爽快感はたまりませんね。
栃木県の那須の山奥に丸和オートランドはあります。旧友は「ええ年」なんですが、ダートトライアルの全日本戦に参加しているようで、なかば強引に練習に連 れて行かされました。若い頃はラリー屋で、私がナビでした。なので横に乗っても、素人さんほどビビリませんが、さすがに最近のマシンは恐ろしく速いです ね。タイトなコーナーの立ち上がりでは、あっという間に加速して、丸和名物の直線では計器によると140kmを超えているとのことでした。このクルマがも ともとスゴイのでしょうが、さすがに競技車は動きが全然違っているカンジでした。帰り道にキャリアカーの助手席から高速道路を併走する同じモデルの一般車 が「ファミリーカー」に見えてしまいます。以前は自走でサーキットまで行ったようですが、こんな足回りの硬い、薄汚い競技車はちっとも快適ではありません よね。ちなみに10年前にコイツは自走で丸和に行き、練習で転がって帰れなくなり、私がキャリアカーで迎えに行った経緯があります。日光によって鮎とビー ルで済まされちゃいました。
山が真っ二つに!(2005.09.30)でご案内した場所から、わ ずかに西のところに「大室公園」はあります。すごく広くて景観もスバラしく、私のお気に入りの場所です。もともと古墳があり、これに公園整備を施したカタ チになります。このような公園では、植物園とか、運動施設とか、アスレチックとか、ゴチャゴチャと「機能(意味)」を盛り込みたがる傾向が、昭和時代のお 役所の公園緑地課にはありがちでしたが、さすがに平成の現代では、もっと上品です。この公園は、良いアンバイにチカラが抜けていて、それでいて美しい景観 がきちんと設計されています。
考えてみればTDLのようなアミューズメント施設での遊びや楽しみは、意図して用意されたモノであり、実にインスタントで、すぐに行動につながり ます。しかしイワユル公園では、写真ように只々広い空間がドバァーっと広がっているだけ、といった場所がママあり、さてここは何をするべき場所なのか?と 悩んでしまいます。・・・結果、何も特別にしなくても眺めているだけで十分楽しめました。お金がかからない上に何やら高貴な気分ですよね。